こんにちは。もりしーです。前回のブログから途方も無い月日が流れてしまいました!

半年何をしていたかというとひたすら本を読んで、ときたま女の子とご飯に行ってはフラれる生活を繰り返しておりました(*゚∀゚)っ(オィオィ。。)

どれだけ情報を得てもアウトプットしないと身にならないですね。またのんびり更新していきます♩


今回は幻冬社の「AIとBIはいかに人間を変えるのか」を読んで大変面白かったので、感想を書きたいと思います。

本書は世の中を大きく変える可能性を持った「AI」「ベーシックインカム」についてテーマにしておりますが、今回はベーシックインカム(国民全員に最低限の金銭を一律で支給する政策)について取り上げてみます。

  • どんなメリットがあるの?
  • 人間はベーシックインカムで働かなくなる?
  • 地方活性化につながる!?


どんなメリットがあるの?

 ベーシックインカムは国民に一律で金銭を支給する仕組みですが、具体的には下記のメリットがあるとされています。

 ①シンプルである

 ②運用コストが小さい

 ③恣意性と裁量が入らない

 ④働く人のインセンティブが失われない

 ⑤個人の尊厳を傷つけない

本ではもっと具体的な説明があるのですが、要約するとこんな事のようです。

○全員一律に支給することで、役所が就労状況の調査して審査するコストを大幅に軽減できる。また給付の決定にはかなりの裁量があるが、全員平等に支給する事で全ての人を救える

○生活保護制度では一定の収入が得られるようになると支給が受けられなくなるが、労働収入を得てもベーシックインカムの支給は減額されない。生活保護受給者の働く意欲を削いでいる現状を打破できる


(かなりポジティブな側面を強調した本ではありますが)当初想像していたよりもずっと理にかなった制度であると感じました。

この仕組みによって富裕層から中間層にお金が再分配されて循環が起これば、低所得者だけでなく経済全体にメリットがある事がわかりました。また「あらゆる効率化を行いムダな作業をカットする」事は一般企業では「RPA(業務自動化)」のような形で当たり前になっていますので、人件費の削減ができるなら国としてもどんどん行って行くべきです。


人間はベーシックインカムで働かなくなる?

「ベーシックインカム」というキーワードで殆どの人がまず考えるのが「仕事しなくていいなら、殆どの人が働かなくなるんじゃないの?」ということではないでしょうか。本書ではこの点について否定しています。

海外での社会実験の事例をいくつか紹介しており、イギリスの事例では、ホームレス13人に現金を支給したところ「社会的リハビリ」「講座の受講」に13人全員が動き出したとの結果が出ているとのことです。

ポジティブな影響として考えられる事としては、生活保障を受けられる事で転職がしやすくなり、今まで不満を持って仕事に取り組んでいた人々が積極的に転職活動ができるきっかけになるのでないでしょうか。

個人的には、この制度で日本人が怠惰になるとは思えなくて、むしろ「仕事が辛ければ、ゼロからやり直せばいい」がキレイゴトではなく本当に可能になる世の中になると素晴らしいと思いますし、国民全体の生産効率も向上すると考えています。


(私見)地方活性化につながる!?

本書を読み終えて僕が思ったのは「バリバリ稼ぎたい人もいれば最低限の収入でマイペースに暮らしたい人もいて、ベーシックインカムはそのような多様な生活を可能にしてくれるのでないか」という事でした。

そう考えた時、首都圏では家賃が高く生活コストの面からマイペースな暮らしには適切でないと考えます。そこでベーシックインカムが導入されると「ベーシックインカム+最低限の労働」をベースにした地方への移住が促進されるのでないかと思います。

実際にこのような制度が日本で通用するかはやってみないとわかりませんが、日本が抱えている様々な課題を解決するには、このような思い切った制度も検討していく必要があるかと思います。

本では財源の問題についても詳しく書かれていますので、是非お手にとってみて下さい。