こんにちは。もりしーです。
久々の更新となってしまいました!
昨日、5/25はアパレルのTOKYO BASEの株主総会に出席しました。
ちょっとブログの趣旨と異なりますが、初めての株主総会でしたのでブログに書きたいと思います(笑)
- TOKYO BASEについて
- 質疑応答まとめ
- 感想
TOKYO BASEについて
TOKYO BASEは株を始める前から、「UNITED TOKYO」というブランドを利用していた為知っていました。
原価率が50%で国内生産という、アパレル業界でも特殊なブランドとなります。私自身は服のデザインがとても好きで(カテゴリとしてはモード寄りだそうです)服の品質もよく、愛用しています。
昨年はとても株価が伸びて注目されましたが、ここ半年は業績は黒字にも関わらず市場の期待を下回るとの評価で、現在下降トレンドとなっています。直近の業績はこちらです。(http://www.tokyobase.co.jp/ir/highlight/)
質疑応答まとめ
今回特に質疑応答を通して、谷社長の考えを聞くことができ大変よかったです。
出席されていないホルダーの方に少しでもシェアできればと思い、QAを要約して記載させて頂きます。
ご注意点!
・下記はもりしーが勝手に要約した内容となります!何卒ご了承下さいませ(;^^A
・投資判断材料としましては、公式のIRの情報をご参照下さいますようお願い致します。
Q.一番重要な課題は何か
A.一番の課題は商品力の強化。特に「studios」ブランド
studiosはセレクト+オリジナルだが、取り扱いブランドの精査、及びECの強化を行う
Q.今後ターゲットとする市場
A.国内:東名阪福岡の都市部に絞って進出していく
海外:昨年進出した香港や、北京、上海等を予定している。将来的にはヨーロッパも視野に入れている
Q.プロパー消化率について(定価で売れた割合)
A.70%が定価販売(前期は76%)
Q.新ブランドPUBLIC TOKYO(ハイエンドカジュアル)はレッドオーシャンへの進出となるが、どのように勝負していくか
A.原価率の高さ、営業力で差別化をしていく
新宿ルミネ、大阪名、名古屋等 計4店舗を計画中
Q.他社でもメイドインジャパンを展開する会社が増えている事について
A.他社のメイドインジャパンへのシフトは中国人件費高騰によるもの
人件費が安ければ東南アジア等にシフトする企業もあるが、TOKYO BASEはメイドインジャパンにこだわる
Q.パルコ店員のビール問題を含めた店員のモラルについて
A.(まずビール問題経緯について)元々閉店後に常連客を招いたパーティの予定があったが、閉店前に常連客が来店した為現場の判断でビールを提供した。店員が飲酒しながら接客しているように拡散されてしまった
現在はCEO研修、OJT、新人研修を通して、技術的な内容以上に「モラル」「社会人としてのあり方」についての教育をより強化している
Q.ZOZOについて
A.効率化の為にZOZOへの出店に注力しており、楽天やamazonでの出店予定はない。ZOZOでは比較的良い条件で出店できていると思う。
例えZOZOが低迷する事があっても、現在のブランドを高めていけば、別のプラットフォームでも十分戦っていける
最近の傾向としてZOZOタウンの利用ユーザが低年齢化している。ZOZOを意識して低価格商品の開発・展開という事はしない
Q.越境ECについて
A.海外でもEC展開は行っていく。まずは現地で実店舗を出店して、店舗の在庫を利用しながらECも展開するという2本立てで進出する
Q.IRが十分でない。もっと株主に対して発信していくべき
A.改善していく
Q.配当について
A.今後の海外展開等を踏まえて内部留保を厚くしていきたく、現状は予定はない
感想
質疑応答では、全ての質問に対して谷社長が自分の言葉で簡潔に述べられていて、しっかりと先を見据えて舵取りをしている印象でした。谷社長はお若い方ですが、アパレル企業のトップにありがちな高飛車な印象はなく、真摯に受け答えをされていました。
しかしながら株主への還元を重視している会社ではなく、目先の株価下落について配当等で対策を打ってほしい株主とは、やはり相入れないような印象を持ちました。
株主はファンでなく投資家なので取り扱っている商品より業績の数値に目が行くのはやむを得ませんが、株主ももっと商品を知る事で、より会社の方針を理解できるかと思いました。
私自身は初めての株主総会となりましたが、株初心者として、また一ファンとしてとても勉強になり参加して良かったです。今後も色々な会社の株主総会に出てみたい!と思える一日となりました。